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気仙沼バレエソサエティ発表会レポート!!

踊心募金

2017.12.20

スタジオやオドリゴコロプチなどを通じて、皆様にご協力いただいている『踊心募金』。その『踊心募金』を活用し、東日本大震災により被災した気仙沼バレエソサエティに、Angel Rの講師を定期的に派遣させていただいております。

今年11月に気仙沼バレエソサエティで発表会が開催され、ずっと指導をして下さっている前田新奈先生と共に、今回は丸山まどか先生もお手伝いに行って下さいました。

 

まどか先生より、気仙沼バレエソサエティ発表会レポートをいただきましたので、ぜひご覧ください!!

 

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11月4・5日(5日が本番)に、気仙沼バレエソサエティ発表会『くるみ割り人形 全幕』のお手伝いに行ってまいりました。

でもその前に、私が気仙沼バレエソサエティで指導にあたる派遣講師となった経緯を、簡単にご説明させていただきます。

 

Angel Rでお馴染みの前田新奈先生は、谷桃子バレエ団研究所時代の大先輩で、ダンサーとしてだけでなく、一人の女性としてもずっと憧れの存在でした。

そんな新奈先生と、Angel Rで久々の再会!

新奈先生が気仙沼で活動されていることは以前から存じており、「私も何かお手伝い出来ることがあったら…」と先生にお伝えしたところ、数日後には正式なオファーをいただき、そこからの展開もまた早く(笑)、気づいた時には私は気仙沼に向かっていたのでした。

 

第1回目の気仙沼での出張レッスンレポートをAngel Rが書いて下さっています。

https://www.angel-r.jp/notice/17992

 

 

 

 

 

今年の6月、9月の訪問では、通常レッスンのみの担当で、発表会の方には携わっていませんでしたが、振付も一部担当された新奈先生から度々動画や状況を教えていただいていたので、気仙沼バレエソサエティの発表会に向けた様子はなんとなく伺い知ることができていました。

11月に入り、5日の本番に向けて、王子としてゲスト出演される砂溜さんと私は4日の始発で、Angel R発表会『眠れる森の美女』に出演されていた新奈先生は4日の最終の新幹線で気仙沼入りしました。

到着して早速会場へ行くと、ステージ上ではご父兄の方々がまるでスタッフさんかのようにテキパキと、しかもドロップの吊りかえなど(本来ならば大道具さんのお仕事)も、慣れた手つきで行っていて、それは衝撃的な光景でした。

※ドロップ:舞台の間口全体にわたって背景の描かれた幕

 

 

私にとってまだ慣れのあるリノ張りやバミリ以外、人生初の舞台設営も、気仙沼バレエソサエティの知子先生ご指示の元、生徒さんやご父兄の方々と気持ちを一つにし、気付けば抜群のチームワーク!で作業が進みました。

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そして、いよいよ通し稽古です。

 

『くるみ割り人形』は、私自身も生徒時代からバレエ団や旅公演も含め、数え切れないほど踊ってきた、思い入れのある作品です。

それでも振付をする先生によってストーリーも若干の変更があるため、裏方全般をお手伝いする私は、段取りも頭に入れる必要がありました。

実際に全幕のバレエ作品を、劇場というハコの中で照明・舞台セット等本番さながらにして通すと、様々な問題が発生するものです。それでも舞台監督兼証明の栗原さんは、初めてお会いする私にも常に真摯な態度で対応して下さり、こちらの細かな要望も即修正し、カタチにしてくださいました。

 

しかし、今回たった数回のリハで、計3役の振付を覚えられた砂溜さんには大変感心しました。(現在はバレエピアニストとしてご活躍中。そして大忙しなのに!)

舞台上では、共演する生徒さん達と終始笑顔で振りの確認をされていて、その姿はとても微笑ましい光景でもありました。

 

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いざ本番当日。

基本劇場の楽屋オープンは9時なのですが、劇場側のご配慮なのでしょうか? まさかの8時オープン、そして9時にはゲネプロスタート!と、また朝から驚きながら1日が始まりました。

 

ゲネプロでは、前日夜中に気仙沼入りされた新奈先生と、問題のある箇所を再度確認。そして総勢64名の出演者のメイクを、知子先生、新奈先生と私の3人で、空いた時間の合間に行ったりしているうちに、あっという間に開演時間となりました。

開演し、緞帳が上がった瞬間、前日・当日のゲネプロと、若干緊張している表情だった生徒さん達のお顔が、パッと明るくなりました。

それと同時に舞台袖の雰囲気もガラッと変わり、それぞれがしっかりと役に入り、まさに皆の気持ちが一つになった瞬間でした。

 

そこからはあっという間に舞台が進行し、唯一、第2幕のお菓子の国《キャンディーボンボンの踊り》のシーンでは、キャンディーさん達(4~6歳、計13名の女のコ達)にいくつかの心配があったため、急遽私もその子たちと一緒にギゴーニュおばさんのスカートの中に入ることに!!

 

舞台袖で待機中から皆と共にスカートの中へ入り、中腰そして汗ダクになりながら、寝落ちしそうなコを起こしたり、足を踏んだ踏まない問題を解決したり(笑)、スカートの中からはみ出そうなコを救ったり…まぁ皆の可愛かったこと!

気をつけてはいたものの、踊りが終わり舞台袖に戻ると、新奈先生に笑顔で「足がスカート下からチラチラと見えていたよ♪ 」と言われ、冷や汗…。

そんなプチハプニング!?も、知子先生には笑い飛ばしていただき、無事に終演することができました。

 

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緞帳が下りたステージ上には、達成感に満ち溢れた、気仙沼バレエソサエティの皆さんの輝かしい笑顔でいっぱいでした。

 

東京からはAngel Rスタッフさんも駆けつけて下さった今回の舞台。ご父兄の方との撤収作業までお手伝いいただき、まさに団結力の塊! あっという間の手際の良さで、ステージ上が片付きました。

最後のリノを巻いて片付ける作業では、多くのお母様、そして会社から直接駆けつけたのでしょうか、作業着のまま私達と一緒にお手伝いをして下さるお父様の姿も目にしました。

 

ここまで多くの人々を巻き込むエネルギー。知子先生にはその力があると、今回確信しました。

常に笑顔で、他人を想い、生徒さん達目線で優しく、時には厳しく…。

「そんな知子先生だからこそ、大震災という苦難を乗り越え、またバレエを踊りたい!レッスンをしたい!という気持ちになれたのだと思う」と、数名のお母様からお話をお伺いし、深く頷きました。

 

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そのような知子先生率いる気仙沼バレエソサエティの皆さまとの出逢い、そして今回このような経験へと導いて下さった新奈先生、Angel Rのスタッフ皆さま、そして何より踊心募金にご協力いただいたAngel R会員の皆さま…全てに感謝し、そして御礼申し上げます。

 

今後も新奈先生と【踊心募金】による活動を通じて、気仙沼の方々と益々の交流、気仙沼の素晴らしさ等もたくさんお伝えできればと思っております。

これからもよろしくお願い致します。

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