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【ピアノで奏でるバレエ講義】第1回「白鳥の湖大研究」のレポートご紹介!!

その他 ワークショップ 特別

2019.10.05

 

《第2回のお申し込みはこちらから》



先日、Angel Rにて開講された福田一雄先生による「ピアノで奏でるバレエ講義」第1回目の様子をお伝えします!

 

 

「バレエ」「オペラ」の成り立ちへの触れ込みもそこそこに、今日は白鳥のプログラムなどに載っていない話をさせていただきたい、と講義がスタート。

この日のテーマは、「白鳥の湖」大研究。
第一印象は少し難しそうな大御所の先生といった感じですが、話始めるとだんだんと熱がこもっていき、時には声が急に大きくなり、立ち上がって身振り手振りも大きくなる場面も。

「さすが身体全体でオーケストラに要求を伝えることに慣れたマイストロ!」という感じが伝わってくる場面もあり、 自然と話が深まるにつれて目がキラキラと輝いていきます!

ピアノと机の間を行ったり来たりしながら、全身で伝える福田先生のあつ〜いトーク!!

 

多くの演出家によって様々な版が作られている「白鳥の湖」。ストーリー・登場人物・曲順などは版によって大きく異なっています。そんな中で、初演とそれ以降のものとの違いや曲や演出による裏話などをいくつか簡単にご紹介!

 

1.「湖は、母の涙でできたものではなく、お爺さん(祖父)の涙でできたものだった!」

1つ目から、常識が覆されるような感覚です!
湖はオデットの母親の涙によって出来た、という解釈がとられるのが一般的。ですが、初演の台本では、湖はオデットの祖父の涙でできた事になっているらしいのです。
先日来日していた、ライン・ドイツ・オペラのバレエカンパニー、バレエ・アム・ラインの公演ではこちらの解釈で上演されたそう。

 

2. あの有名なオデットと王子のアダージョの曲は別のオペラの曲だった!

白鳥の湖の中でも有名なオデットと王子のアダージョ。あのシーンの音楽、実はフーケの『ウンディーネ』を原作とし、チャイコフスキーが若い頃に作曲したオペラ「ウンディーナ」の中の1曲。二重唱として作曲されたものの伴奏部分をチャイコフスキー自ら「白鳥の湖」で再利用しているのです。

実際のオペラの音源とピアノ演奏を用いて解説いただきましたが、確かに聞こえてくる音・リズムがそっくり!!

今の時代と異なり、著作権などなかったこの時代。福田先生曰く「作曲家は使い回しをする!」のだそう。

3.「白鳥の湖」の作曲家であるチャイコフスキーは、ワーグナーを尊敬していた

作曲家であるチャイコフスキーについても触れつつ、作品の背景について語っていただきました。

王子として登場する、ジークフリート。この名前実はワーグナーを尊敬するあまり、実在したワーグナーの息子の名前から取ったそう。

更に、ワーグナーの作曲したオペラ「ローエングリン」の第1幕第3場で現れる「禁問の動機」と、「白鳥の湖」第2幕の「白鳥のテーマ」がとてもよく似ていること。どちらの作品でも白鳥が象徴的な意味をもつこと。チャイコフスキーがワーグナーを尊敬していたことが、垣間見えるエピソードを交え語っていただきました。

 

他にも、ここには書ききれない程、目から鱗な内容盛りだくさんだった今回の講義。参加者の皆さんも大満足なご様子でした。バレエ音楽や歴史背景・作品についての理解を深めることで、踊ることも観ることもより一層楽しくなるのではないでしょうか??

最後は、参加者の皆さんと先生を囲み写真を撮らせていただきました。

 

 

次回、10月13日のテーマは「ドンキホーテ大研究」です!

今回もとても貴重な先生の資料をいただくことができましたが、次回の講義もドン・キホーテの貴重な資料が盛りだくさん!(こちらは参加した人しか見られない貴重〜なものですよ!)

まだご予約受付ておりますので、是非次回もお見逃しなく!!

 

Angel R 講師からの推薦コメント!

\第1回「白鳥の湖」大研究を受講された先生より!!/

大和雅美先生

先生のバレエと音楽の膨大な知識量。現役の頃に知っていたら、もっと面白かった! 今舞台に立っている若手が関心を持つべき内容でした!

 

鈴木利絵子先生

(前回の講義では)白鳥の湖の裏話がたくさんあり、今まであたり前のように聴いたり見たりしていたものが覆されました! ドンキは実はキトリが主役じゃない…!?

 

前田新奈先生

チャイコフスキー作曲「白鳥の湖」。
この音楽がなければ、バレエは古典にはならなかったであろうと思います。
私は10代の頃から、福田先生の躍動感溢れる指揮で踊る機会をたくさんたくさん頂いてきました。
舞台上と指揮台という関係の中でのエピソードも色々あって面白いのですが、バレエを知り尽くしていらっしゃる先生による「白鳥の湖」についてのお話しは、プロのダンサーでも知らないことも多く、とても興味深いです。
お話する姿も、弾ける音楽のようで素敵です。
踊る者として、音楽を知ることはとても重要だと感じます。ぜひこの機会を、お聞き逃しなきよう!

 

鈴木利絵子先生

バレエ音楽の指揮を数多く振ってらっしゃる福田先生のお話し会があると聞いて、私はすぐに申し込みをしました。
踊りだけではなく、音楽のお話しを聞く事で作品への考え方が深まりより、良いパフォーマンスに繋がると思います。
福田先生の楽しいお話しを聞いて、一緒に勉強しましょう!

 

八幡顕光先生

『白鳥の湖』の初演は、現代の姿とはまるで異なる演出で当初は失敗作だった…
福田先生の音楽史はピアノ伴奏を交え、目から鱗なお話ばかりでとてもインパクトのある授業だったのを覚えています。
活きるバレエ音楽史…
音楽の歴史を、当時の情勢や芸術文化の価値、ダンサーのゴシップ話など笑いありのマニアックな楽しい講義!
お見逃しなく‼︎

 


講師プロフィール

福田 一雄

福田 一雄 Kazuo Fukuda

[Profile-プロフィール-]
1931年、東京生まれ。

5歳より絶対音感早期教育を受け、ピアノをポール・ヴィノグラドフ(Paul Vinogradoff・元モスクワ音楽院教授)氏に師事。

1957年読売ホールにおいて「バレエ音楽の夕べ」を企画し、日本フィルハーモニー管弦楽団を指揮、指揮者としてデビューした。NHK「世界の音楽」、テレビ朝日系列「題名のない音楽会」の指揮者として国内外のソリストと共演。『白雪姫』『みにくいアヒルの子』など子供のためのバレエの作曲を手掛ける。

多方面にわたる音楽活動のうち、ライフワークとして関わってきたのがバレエ音楽の研究である。

長年、多くのバレエ団との指揮活動の他、バレエ音楽の歴史、および複雑多岐にわたる楽譜の整理と蒐集を行いバレエ界に多大な貢献をしている。

シアターオーケストラトーキョー音楽監督。新国立劇場バレエ研修所講師。


受賞 「舞踊ペンクラブ」「橘秋子特別賞」
著書 「バレエの情景」

 

ピアノで奏でるバレエ講義 詳細

スケジュール]

第2回
テーマ:「ドンキホーテ大研究」
日程:10月13日(日)
時間:16:00-17:15
場所:表参道校2スタジオ​

 

[料金]
会員 ¥2,500
ビジター¥3,500

※前日、当日のキャンセルは全額を頂戴いたします。


[定員]
60名(10月13日)
※予約制

 

[お申し込み開始]

お申込み受付中!

先着順のため申込完了の時点では参加確定ではありません。
スタジオからの「参加確定」メールをお待ちください。メールの送信には3日ほどお時間をいただく場合がございます。
4日を過ぎてもメールが届かない場合はスタジオにお問い合わせください。(渋谷校:0120-744-582)

 

 

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