プレジャーガレージグループ
東日本大震災支援 踊心募金
バレエを通して私たちにできる事
~被災した方々に寄り添った継続できる活動を目指して~
【気仙沼バレエソサエティ×Angel R Dance Palace
コラボレッスンレポート in気仙沼】
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2011年3月11日の東日本大震災から2年半。ニュースに取り上げられることも徐々に少なくなった被災地の現状。
「忘れてはいけない。支援を続けよう。」
2012年も福島・宮城・岩手の被災した劇場へ義援金を送らせて頂いておりましたが、
被災された方への直接・継続した支援となると、何をしたら良いのかわからなかった私たちAngel R。
募金活動(踊心募金)をさせて頂きながら、
「私たちが大好きなバレエで、できることはないだろうか」という思いでいっぱいでした。
そんな中、被災地支援に力を入れている前田新奈先生から
『気仙沼で唯一のバレエ教室の先生で、再建に向けて頑張っている方がいらっしゃる』
という話を聞きました。
* * *
そのお教室の名前は「気仙沼バレエソサエティ」。
震災で二人の指導者のうちお一人が亡くなり、お稽古場も流されてしまった、気仙沼で唯一のバレエ教室。
教室は震災後活動休止を余儀なくされました。
しかし震災から時が経つにつれ、「公園ででも良いからバレエが踊りたい」と、
レッスン再開を望む子供たちの声が唯一の指導者である高橋先生の元に届くようになります。
バレエを踊ることが大好きな子供たち。
踊りこんでいくには大切な10代の時期にまったくバレエができない環境は、
仕方ないとはいえ、本当に苦しかったことと思います。
そして生徒からの声を受け一念発起された高橋先生。
スタジオが無いので、気仙沼の公民館を借りて、レッスンを再開します!
バーが無いので重い移動式のバーを毎回車で運び、それでも足りないので、窓のふちや会議用の机をバーの代わりにレッスンしてレッスンを続けました。
被災した公民館が多く、使用できる回数に制限があるため、毎回のレッスンが、曜日も時間も場所も変わるという状況でした。
それでも60名の生徒さんの思いを受け、指導している高橋先生。
一人いたアシスタントさんも、引っ越しのため辞めていかれたため、すべて一人。
高橋先生のご自宅は、1階はすべて流されました。
2年経った今でも1階の窓ガラスはベニヤ板で覆われ、2階で生活…ご自分の生活も大変なのに、子供たちのために奮闘される高橋先生。
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高橋先生の力になりたい、Angelが何かできる事はないかと、新奈先生を通じてお話させて頂くようにになったのは4月の頃でした。
発表会「Angel Dream2013」を高橋先生に見ていただいたり、過去の発表会のDVDを生徒さんにプレゼントしたりと少しずつ交流が始まっていきました。
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そして2013年の7月末、Angel Rのスタッフは前田新奈先生とともに気仙沼に行かせて頂くことができました。
公民館での新奈先生の特別レッスンを行うためです。
生徒さんは小学6年生~中学生の15名。緊張しつつも、楽しく伸び伸びと踊っていました。
中には新奈先生のお手本の美しさに、口をポカンとさせてしばら~く見とれてしまうという光景も!
120分のレッスンは素晴らしいものとなりました。












Angel Rのみなさん、ぜひAngelでたくさんレッスンを受けてください!!!
スタジオの収益が、支援活動の費用になります。
そして踊心募金も、募集しております。
毎月行われるレッスン、先生のご協力のもと、レポートさせて頂きたいと思います。
どうぞお楽しみに!
気仙沼バレエソサエティの皆さん、次に会える時を楽しみにしています!!
Angel R Dance Palace